クリスマスキャロルの聞こえる頃には

テレビ朝日

「鬼畜」やってたんで、ながら視聴でちょこちょこ見ちゃいましたが*1

玉木宏が印刷屋のおっさんで、映画*2で緒方拳がやった役ね、岩下志麻がやった奥さん役が常盤貴子小川真由美の愛人役が木村多江玉木宏はがんばってるんだけど、スタイルがよすぎるんで、あの暑苦しい感じが半減かなあ。細すぎて、昭和50年代の下町のおっさんに見えない、あの当時の日本人ってスレンダーでないし、今よりずっと老けてた。共演してた羽場裕一のほうが、がっしりしてて、それっぽかったな、最初の登場シーンで主人公か?と思ったくらいだし。

で、以前書いたかも知れんけど、「鬼畜」は映画を若い時見て、ラストのシーンの解釈で友人と激論したことがあるんだな。確か映画の方では、崖から突き落とされた*3子供が警察に保護されて*4連行されてきた(だったかな?この辺怪しい)緒方拳のことを「こんな人は父ちゃんじゃない!」と言い張るのがラストシーンだったと思うんだな。で、当時、これはこんな親父でも大好きで庇っているのか、それとも、もうこんな親父には愛想を尽かして言ったのか、どちらか?と割と解釈でもめたような記憶があるんだが。

今回のテレビは明確に庇ってましたね、子殺し未遂で収監された後に、刑務所に面会しに行ったり手紙書いたりとクズ親父への愛情を最後はストレートに出してましたね*5。個人的には蛇足と思いますが。

実は「鬼畜」は原作読んでないんで、原作はどうなのかわからないんですが、ラストは野村芳太郎の方が、いいような気がしますね。*6

 

で、たぶんこれの番宣で、

先日、過去にやっぱり玉木宏で放送した「砂の器」をやってるのをちょこちょこ見ましたが*7、これは結構原作や映画に忠実だったような?*8こんな人いたっけ?てのもありましたが、まあ自分の記憶力がかなり怪しいので、わかりませんが。

それにしても「砂の器」はねー、号泣しちゃうんだよねー。最後の村を追われて、父子でお遍路するシーンの映像にねー。中居正弘がTBSのテレビでやったときも結構このシーンは泣けた記憶があるな。たぶんどの演出も、このお遍路のシーンは、美しい自然と父子二人の映像美をかなり意識して撮るんだろうと思うんだが、それにまんまと嵌ってしまうんだよね。

 

それにしても、テレビは「砂の器」と「鬼畜」が好きだね。「疑惑」とかやってくれないですかね。「天城越え」はいいです。

 

で、クリスマスですが、

なぜか私はマライア・キャリーのAll I want for Christmas is youを今の今まで、ジョージ・マイケルの歌と思っていました。なぜなんだろう。Last Christmasとは別にもうひとつクリスマスものでヒットだしてるなんて、ジョージ・マイケルやり手だねえなんて勝手に思い込んでました。 なぜだ。

 

ちょっと前の週刊新潮

読んだのですが、出雲大社菩提寺が云々と書いてあったのですが、どういうことなのでしょうか?出雲大社はお葬式は仏式でやるということなのでしょうか?え?え?え?

どういうことかわかる方教えてください。

*1:イブの夜にテレビ見てる奴が、甘ったるいラブストーリー見たいわけなかろうというマーケティングの結果に違いないとかいうのをどっかで見たな

*2:野村芳太郎監督「鬼畜」

*3:ふと思ったんだが、2時間ドラマのお約束というか代名詞の、クライマックスの崖っぷちのシーンって「鬼畜」から来てるんじゃなかろうか

*4:大竹しのぶの、当時の大竹がよくやってた純朴そうな女のパターンの、婦警がまたなんとも田舎臭いんだな。TBSのプロデューサーとの略奪愛騒動あたりから、大竹に、結構したたかな女のイメージがついたんかな

*5:たけしも過去に演じてますが、未見なんでわからん

*6:映画の方でも、解釈でもめた我々がアホで、どう考えてもあれは庇ってるだろ!ということなのかもしれない、だから、みなまで言うな的なラストに野村芳太郎がしてるという可能性もあるな

*7:玉木は映画での森田健作の役かな

*8:ただ、やっぱりハンセン氏病は変えてましたね、映画のときは、差別が犯罪を招いたんだ的な記述があったような記憶がありますが